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2016年11月13日日曜日
メールニュース TPP批准にSTOP! Vol.14 米国大統領選・トランプ氏当選翌日に日本は衆院可決?
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■■ \\ メールニュース TPP批准にSTOP! Vol.14 // ■■
■ 11月12日発行 ■
※このメールニュースはこれまでTPPテキスト分析チームのブックレットや集会にご参加くださった皆様をはじめTPP阻止の取り組みでご一緒した皆さまにお送りしています。ご不要な場合は管理者宛て(末尾)にご連絡ください。
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1.米国大統領選・トランプ氏当選翌日に
日本は衆院可決?
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米国大統領選の結果は、日本では9日(水)昼過ぎにほぼ見えてきました。トランプ氏勝利に多くの人が驚いたことと思います。同氏については排外主義・差別・女性蔑視など様々な問題がありますが、通商・外交政策については「アメリカ・ファースト」を掲げ、米国で深刻化する格差、とりわけ地方のブルー・カラー層に「強いアメリカ」を訴えかけることによって支持を広げました。貿易政策では「就任初日にTPPから離脱する」と宣言していることもよく知られています。米国市民社会では、トランプ氏当選翌日から反対デモが大規模に行われるなどかつてない状況です。今回の結果が今後、アメリカそして国際社会にどのような影響を与えるのか、多くの人が注目しています。
さて、TPPという点については、トランプ氏ははっきり「ノー」です。報道でも一気に「TPP事実上困難」「アメリカ、TPPから離脱」などの文字が並びました。しかし日本の国会では、その前から狙われてきた衆院本会議での採決が予定通り行われ、関連法案も含めて11月10日夕方、衆議院本会議で民進党と共産党が抗議する中、採決が行われ、自民・公明両党と日本維新の会などの賛成多数で可決されました。
それに先立つ討論で、自民党は「自由で公正な、開かれた経済の枠組みを作ることはわが国の大きな使命であり、核となるのがTPP協定だ。TPPの重要性をトランプ氏含め、アメリカに伝え、共有することが重要だ」と述べました。一方、民進党は「アメリカ大統領選挙で当選したトランプ氏が、明確に反対しているにもかかわらず、採決を行うのは、世界の笑い者になるだけだ。アメリカの動向を見極めながらTPPに対応するのが常識だ」と反論しています。
大統領選翌日に、何もなかったかのように可決をしてしまった政府与党に対して、多くの人が疑問と批判の声をあげています。TPP参加国の市民からも「なぜ日本はそこまで急いで可決するの?」「可決しても無駄になるのにどうして?」という声が届きました。
米国でのTPP批准は絶望的と言われる中で、時間とお金(税金)をかけてこれ以上、参議院で議論を進めることにどのような意味があるのでしょうか。もちろん、トランプ氏はTPPは破棄するでしょうが、貿易自体をやめるわけではありません。同氏は「貿易は二国間FTAでやる」としており、今後TPPが消えても、日米FTAのような形でTPPと同じかそれ以上の米国有利な内容の協定が持ち込まれる危険もあります。しかし、それも来年1月の新大統領が就任した後に徐々に明らかになるもので、年内にTPP批准を急ぐこととはまったく次元が違います。
もうこれ以上、政府与党に誤った選択はさせないよう、私たちも運動をさらに継続していかなければなりません。
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2.TPPを批准させない!水曜日行動
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TPPを批准させない!全国共同行動は、「TPPを批准させない!水曜日行動」として、 10月5日から毎週水曜日に院内外で行動を行ない、 国会議員との情報交換、抗議行動を行なってきました。衆院本会議でTPP及び関連法案が可決され、参院に送られた今、今後の行動については11月16日の実行委員会で決まる予定です。
ただ、以下の水曜日行動は、予定通り、行うこととしています。国会最新情報が知りたい方は、ぜひお集まりください。
●11月16日(水)17時~ 衆院第2議員会館・多目的会議室
⇒18時半から衆院第2議員会館前で抗議行動
※参院議長あての国会請願署名を紹介議員に渡す予定。
●11月30日(水)17時~ 衆院第1議員会館・多目的ホ-ル
⇒18時半から衆院第2議員会館前で抗議行動
引き続き、抗議を続けてきましょう!!
●呼び掛け:TPPを批准させない!全国共同行動
http://nothankstpp.jimdo.com/
▼フェイスブック
https://www.facebook.com/tppfes/
▼ツイッター
https://twitter.com/NoThanksTPP
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3. 緊急シンポジウム開催!
「米国大統領選後の世界と私たち」
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米国大統領選の結果を受け、アジア太平洋資料センター主催による緊急シンポジウムが行なわれます。
(以下転載)
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米国大統領選におけるドナルド・トランプ氏勝利に、世界中で驚きと懸念の声が走りました。世界の多くの人たちが、TPPなど貿易政策の行方、中東への介入などの軍事面での変化、中国との外交関係をはじめ、人種差別や移民排斥、女性蔑視、環境政策の後退など多くの観点から「これからの米国」の政策に注目しています。
そもそもトランプ氏の勝利の背景には、分断と亀裂、貧困や格差、失業などが深刻な米国社会の問題があるといわれますが、私たちはただそれを他人事として語っていてもいいでしょうか? 日米関係が日本の政策の多くを規定しているという現実の中で、私たちは市民社会としてどのように考え、行動していけばいいのでしょうか?
この緊急集会では、TPPと沖縄基地問題、日米外交を具体的なテーマに、現状の分析と同時に、日本の私たちに問われている課題について皆さんと共有し、議論を行います。ぜひご参加ください!
★緊急シンポジウム★
米国大統領選後の世界と私たち ―TPP、沖縄米軍基地、日米外交をどうする?―
https://www.facebook.com/events/1142072672495518/
【日 時】2016年11月23日(水・祝)13:30~16:30 ※開場13:00
【会 場】全水道会館 大会議室(定員160名)
東京都文京区本郷1-4-1(水道橋駅徒歩2分)
※アクセス:http://www.mizujoho.com/front/bin/ptlist.phtml?Category=9177
【資料代】500円
【主 催】NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC)
【お申込み】下記のフォームからお申込みください。先着順にて受け付けます。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/150c623e476506
【登壇者】
●西谷 修さん(立教大学大学院文学研究科特任教授)
●首藤信彦さん(国際政治学者、元衆議院議員)
●猿田佐世さん(新外交イニシアティブ(ND)事務局長・弁護士)
※コーディネーター 内田聖子(PARC)
【登壇者プロフィール】
●西谷修/にしたに・おさむ
哲学者。東京大学、東京都立大学仏文大学院、パリ第 8 大学で学ぶ。東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授を経て、現在、同大学名誉教授、立教大学大学院特任教授。 著書に『不死のワンダーランド』、『夜の鼓動にふれる―戦争論講義』、『テロとの戦争とは何か 911以後の世界』など多数。フランス思想の研究をベースにグローバル化した世界の諸問題に多角的に言及、大学での教育活動の他、「立憲デモクラシーの会」「安保法制に反対する学者の会」等の呼びかけ人として多方面で発言を行う。
●首藤信彦/すとう・のぶひこ
国際政治学者。元衆議院議員(民主党)。元東海大学教授。NGOインターバンド創設者。専門は危機管理、予防外交、テロリズム研究。民主党内ではいち早くTPPへの安易な加盟に対して反対を表明。以降、TPP交渉のウォッチと情報分析、発信を積極的に行ってきた。著書に『現代のテロリズム』、『政治参加で未来を守ろう』等。
●猿田佐世/さるた・さよ
新外交イニシアティブ(ND)事務局長。弁護士。2009年米国ニューヨーク州弁護士登録。ワシントン在住時から現在まで、各外交・政治問題について米議会等で自らロビーイングを行う他、日本の国会議員や地方公共団体等の訪米行動を実施。2015年6月の沖縄訪米団、2012年・14年の二度の稲嶺進名護市長の訪米行動の企画・運営を担当。米議員・米政府面談設定の他、米シンクタンクでのシンポジウム、米国連邦議会における院内集会等を開催。共著に『虚像の抑止力』『日本外交における“米国”とは ―ワシントンの可視化に向けて』等。
【主催・お問合せ】
特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター(PARC)
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル3F
TEL.03-5209-3455 FAX.03-5209-3453
E-mail:office@parc-jp.org http://www.parc-jp.org/
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4. TPP交渉差止・違憲訴訟
第6回口頭弁論を傍聴しよう!
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TPP交渉差止・違憲訴訟の第6回口頭弁論が下記の通り、行なわれます。審議打ち切りを回避するためにも、傍聴席を満席にして、裁判官にプレッシャーをかけましょう! ぜひご参加をお願いします!
(以下転載)
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日頃より、TPP交渉差止・違憲訴訟に物心両面からご支援をいただき、誠にありがとうございます。弊会は、東京地方裁判所に1,582名の原告が提訴を行い、昨年9月7日の口頭弁論を皮切りに、これまで5回行われましたが、第6回口頭弁論期日は11月14日です。
政府は、今臨時国会においてTPP審議を強引に進めており、11月4日のTPP特別委員会では数の力にまかせた強行な採決もなされました。この国会の動向は裁判の行方にも影響を与えることが心配されます。このため、口頭弁論では弁護団を激励し裁判官の反動的な対応を抑止するためにも、多くの傍聴者参加が必要です。
今回も傍聴席が満席になるよう、原告の有無を問わず多くの方々に口頭弁論を傍聴のうえ、ご支援下さいますようご案内申し上げます。
1.第6回口頭弁論期日
11月14日(月)14:30
東京地方裁判所103法廷
http://www.courts.go.jp/tokyo/about/syozai/tokyotisai/
フェイスブックイベントページ
https://www.facebook.com/events/318127981903396/
2.門前集会
13:30 東京地裁前
14:00 抽選券・傍聴券配布開始
※傍聴の抽選に漏れた方には、14:30から印鑰智哉氏の講演を予定しています。
「TPPは多国籍企業が民主主義破壊のために送り込むトロイの木馬―バイオテク企業は何を狙っているか?」
印鑰智哉(株式会社オルター・トレード・ジャパン)
14:30 衆議院第2議員会館 第1会議室(予定)
3.報告会
15:30 衆議院第2議員会館 第1会議室
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_annai.nsf/html/statics/kokkaimap.htm
【連絡先 事務局】
TPP交渉差止・違憲訴訟の会 事務局 TEL 03-5211-6880
〒102-0093 東京都千代田区平河町2-3-10 ライオンズマンション平河町216
【弁護団事務局】
弁護士法人シン法律事務所東京オフィス 弁護士 酒田 芳人
TEL 03-6272-4567 FAX 03-6272-4707
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5. 大好評で6万部突破!
ブックレット「そうだったのか!TPP」
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TPPテキスト分析チームが8月に刊行したブックレット「そうだったのか!TPP」は、発売以来、全国から注文が相次ぎ、増刷を続け6万部に達しています。学習会などでご利用いただいていますが、まだまだ多くの方にお読みいただきたいと願っています。
※TPPの中身をわかりやすく、24のQ&A方式でまとめています。学習会やイベントでTPPの問題を考えるテキストとしても最適です。
※本ブックレットは、1部100円(送料別、注文は5部以上)で販売しております。また全ページ、PDF版で閲覧可能です。
ぜひお読みいただき、TPPについて考えるきっかけとしてご利用ください!
★詳細・ご注文は→ http://notppaction.blogspot.jp/2016/08/tppq.html
■■■TPPテキスト分析チーム■■■
●わかりやすい&かっこいい動画ができました!ぜひ拡散を!
「2分でわかるTPP」https://www.youtube.com/watch?v=RiZ0COxQSHs&feature=youtu.be
●ウェブサイト「そうだったのか!TPP」
随時情報発信中!
http://notppaction.blogspot.jp/
●フェイスブック
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●ツイッター
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編集後記
トランプ氏が当選し、今日のニュースでは「オバマ政権、任期中のTPP承認を事実上断念」と報じられました。レームダック期間に承認するのではないかとずっと見られていましたが、米ホワイトハウス高官は「共和党幹部と次期大統領が協議することになる」として、オバマ政権下での承認は困難との見方を示したそうです。これでいよいよもって、日本の与党政府がやっていることが理解不能になってきました・・・。今後も、抗議の声をあげていかなければなりません。全国各地の抗議アクションの情報をもっと紹介していきたいので、情報がありましたら、引き続きお待ちしています! すでに行なったことの報告などでも大歓迎です。kokusai@parc-jp.org まで。(柴田麻里)
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【編集】アジア太平洋資料センター(PARC) 内田聖子/柴田麻里
【発行】TPPテキスト分析チーム
●毎週火曜日・金曜日発行
※本メールニュースはウェブサイトでも掲載しています。
http://notppaction.blogspot.jp/
※登録は無料です。どなたでも登録可能です。ぜひ周りにお勧めください!
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